ギターの弾き方

ギターのフィードバック奏法のやり方と練習フレーズ

ライブなどで演奏前にギタリストが「ファー」とハウリング音を鳴らして曲が始まるのはとてもかっこいいですよね。

ギター初心者でもフィードバック奏法は簡単にできる演奏法でもありますが、やり方がわからなくて悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

今回は、フィードバック奏法のやり方のコツから効果的な練習フレーズを解説していき、フィードバック奏法が上手くできない時に陥りやすい症状などの注意点をまとめました。

ギターのフィードバック奏法とは

ギターのフィードバック奏法とは
ギターのフィードバック奏法とは、エレキギターを演奏をするときに「フィードバック」という「アンプとギターの共鳴によって生み出される発振音(ノイズ)」を、効果音の一種として取り入れる演奏方法です。

フィードバック音は、アンプから出る音をエレキギターのピックアップが拾い、その音がまたアンプから出るというように繰り返されることで、ギターが本来発していない「キーン」「ギーン」「ヒューッ」などの音を生じさせることができます。

このフィードバック音が鳴る仕組みから、英語で「帰還(入力と出力のあるシステムで、出力を入力側に戻す操作のこと)」という意味の「feedback(フィードバック)」と呼ばれています。

カラオケなどではマイクをスピーカーに向けると「キイーン」という不快なハウリング音が生じますが、エレキギターのフィードバックの音色そのものは多くの人間にとっては不快と感じられることが少ないです。

そのため、ハードロックやヘヴィメタルといったジャンルでは、効果音としてフィードバック奏法を積極的に取り入れられています。

近年ではサスティナーの様に「ギターの内部でフィードバックと同様の効果を発生させて小音量でもフィードバックを得られる」デバイスやエフェクターが開発されていたり、フィードバックの更なる音楽的な進化が続いています。

ギターのフィードバック奏法のやり方

ギターのフィードバック奏法のやり方
ギターのフィードバック奏法のやり方は大きく2つあります。

音(空気振動)を介するフィードバック

音(空気振動)を介するフィードバックは「スピーカー→楽器の胴や弦への共振→アンプでの増幅→スピーカー」というようにループを辿ります。

基本的にエレキギターのピックアップは弦の振動を電気に変えることで音を出す仕組みのため、実際はスピーカーから出力された弦を共振させることにより起こり、弦振動の持続音の状態となることが特徴的です。

ソリッドギターよりも、セミアコースティックギター(セミアコ)やフルアコースティックギター(フルアコ)のように「胴に共鳴用の空間を持つ種類のギター」において、よりフィードバックが生じやすいです。

「音(空気振動)を介するフィードバック」を行うやり方は、「音量を上げる」「スピーカー(モニタースピーカー)へ近づく」などがあります。

磁気を介するフィードバック

磁気を介するフィードバックは、「スピーカーのボイスコイルからの漏洩磁束→ピックアップコイルへの電磁結合→正相信号の励起→アンプでの発振→スピーカーボイスコイルへの電流」というようにループを辿ります。

ピックアップやスピーカーは磁気を利用しており、お互いを近付けることで電磁誘導の一種である電磁結合が起こりフィードバックループが形成されるます。

そのため、弦や空気などの物理的な振動を介さないため、弦を張っていない楽器でも発生することが特徴的です。

「磁気を介するフィードバック」を行うやり方は、「ピックアップをスピーカーに正対させる」などがありますが、ハムノイズを防ぐために正相信号の励起を抑止したハムバッキング・ピックアップでは、この原理によるフィードバックも起きにくいです。

ギターのフィードバック奏法の練習フレーズ

ギターのフィードバック奏法の練習フレーズ
ギターのフィードバック奏法の練習フレーズを教則本などにも掲載されているような簡単なパターンでいくつかご用意しました。

楽譜やTAB譜(タブ譜)上でフィードバックは「Feedback」と表記されていることが多く「〇」で囲まれていますが、不特定の場合はTAB譜上は「×」で表記されていたり、特定の音程を指定されている場合もあります。

練習フレーズ1:演奏前にフィードバック奏法を取り入れる

練習フレーズ1:演奏前にフィードバック奏法を取り入れる

定番の演奏前にフィードバック奏法を取り入れる練習フレーズです。

演奏する前にフェードバック奏法で雰囲気作りながら、ピックスクラッチとグリッサンドを入れて豪快にフレーズインしていきましょう。

ギターのフィードバック奏法が上手くできないときに見直すポイント

ギターのフィードバック奏法が上手くできないときに見直すポイント
ギターのフィードバック奏法が上手くできない時に陥りがちなポイントをいくつかまとめました。

フィードバックが上手くコントロールできない

フィードバックを上手くコントロールする方法としては、大きく3つが考えられます。

一つ目は、ブースターやファズなどエフェクターで歪みの量を一時的に増減させることで、意図的にフィードバックをコントロールさせることができます。

二つ目は、ワウペダルを繋いで「目一杯踏み込むとフィードバックが発生」「閉じると閉じるとフィードバックが収束」というように、足元で自在にフィードバックを操ることができます。

三つ目は、ギターを演奏する立ち位置を変えることで、アンプとギターの距離や向きをコントロールすることで、フィードバックを得たいときに得ることができます。

フィードバックの音程を変えたい

ギターのフィードバックの音程を変える方法は、アンプとギターの距離や位置を変えることで得られますが、この音程をコントロールするのはなかなか難しいです。

そこで、音程感のあるフィードバックを得たい場合は、特定の弦を押さえてフィードバックさせることで、ロングサスティーンのように音を伸ばすことができます。

ただ、その場合は弦の共振が弱くなりがちで、フィードバックが弱かったりするので、歪みを強くするかサスティナーを使うことで上手くコントロールすることができます。

まとめ

ギターのフィードバック奏法のやり方ついて解説してきましたが、いかがだったでしょうか。

ギターのフィードバック奏法の原理を知っておくとハウリング対策にもなりますし、ライブ演奏などで雰囲気を盛り上げる演出などにも活用することができます。

ギターの演奏の幅を広げることができますので、ぜひチャレンジしてみてください。







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