DTMを本格的に初めて、作業環境をある程度揃えたいと思っている方も多いのではないでしょうか。
DIYで防音環境を整えたり、機材を一通りそろえた頃の作業環境が写真に残っていたので、参考になればと思いご紹介していきます。
目次
- 1 2012年2月のDTMで防音環境を整えたDTM作業環境の部屋全体
- 2 2012年2月のDTMで防音環境を整えたDTM作業環境の機材一覧
- 2.1 デスクトップパソコン:自作パソコン
- 2.2 ノートパソコン:Gateway NV59C
- 2.3 液晶モニター:LGエレクトロニクス FLATRON Wide LCD W2753V-PF [27インチ]
- 2.4 オーディオインターフェイス:M-AUDIO Fast Track Ultra 8R
- 2.5 MIDIキーボード:EDIROL PC-50
- 2.6 モニタースピーカー:FOSTEX PM0.4n
- 2.7 モニタースピーカースタンド:K&M モニタースタンド 26795・K&Mモニタースタンド 天板 26792/S
- 2.8 PCスピーカー:サンワサプライ MM-SPWD2BKN(木製2chマルチメディアスピーカー)
- 2.9 キーボード:ELECOM(型番不明)
- 2.10 マウス:ELECOM(型番不明)
- 2.11 マウスパット:ELECOM(型番不明)
- 3 まとめ
2012年2月のDTMで防音環境を整えたDTM作業環境の部屋全体
自宅でDTMを気兼ねなく作業するには「防音環境」がとても重要でした。
日中や夜中に作業をするときに「音がうるさい」という苦情などが発生しないように、DIYで防音環境を整えました。
使用した材料は以下の素材です。
角材:4x4材(フォーバイフォー )
まずは、部屋全体に「4x4材」を釘で打ち込み、断熱材やスタイロフォームをはめ込めるようにしていきます。
音を外へ漏らさないようにするには、いかに「振動を抑えられるか」なりますので、「自室→吸音(反射防止)→壁(ウレタンフォームなど)→壁」という設計にするためです。
スタイロフォーム
私は費用もある程度抑えたかったため、断熱材ではなく、ホームセンターで安く購入することができる「スタイロフォーム」を選択しました。
角材:4x4材を打ち込んだ間に「スタイロフォーム」をはめ込んでいき、防音の土台を作っていきます。
石膏ボード:910mm×1820mm
スタイロフォームをはめ込んだら、石膏ボードで蓋をして壁を作っていきます。
「角材:4x4材」に釘が打ち込まれるようにしておかないと、石膏ボードが簡単に外れてしまいますので、釘を打つ場所はしっかりと確認していきます。
遮音シート
石膏ボードで壁を作ることができたら、壁全体に木工用ボンドと長めの画鋲で遮音シートを張り付けていきます。
遮音シートは、音を反射してくれるので、「壁や床に貼り付けることで外からの騒音を防ぐことや、室内の音が外に漏れださないようにしてくれる」効果があります。
吸音材
吸音材はサウンドハウスで購入できる「SONEX ( ソネックス ) VLW35 61cm x 122cm(8枚入り)」を2-3セット購入しました。
遮音シートは音を反射してしますので、ミキシングやマスタリングのためにも、できるだけ音をドライにするために吸音はかかせません。
紙製の卵パック
吸音材を重要なポイントに設置したら、その間を「紙製の卵パック」で埋めていきます。
意外と知られていないのですが、紙製の卵パックは「丸まったフォルムに音を当てた場合、音は何度も反射を繰り返しながら穴の底に向かうので多少の音の減衰」が見込めるので、防音の効果が見込めます。
安く手に入りますし、いざとなったら処分も楽ですよ。
ゴム板
最後に床全体に「ゴム板」を設置していきます。
音が漏れる原因の一つに「床からの振動」がありますので、床にゴム板を設置することで、振動による音漏れをやわらげることができます。
2012年2月のDTMで防音環境を整えたDTM作業環境の機材一覧
DTM作業環境の機材一覧
- デスクトップパソコン:自作パソコン
- ノートパソコン:Gateway NV59C
- 液晶モニター:LGエレクトロニクス FLATRON Wide LCD W2753V-PF [27インチ]
- オーディオインターフェイス:M-AUDIO Fast Track Ultra 8R
- MIDIキーボード:EDIROL PC-50
- モニタースピーカー:FOSTEX PM0.4n
- モニタースピーカースタンド:K&M モニタースタンド 26795・K&Mモニタースタンド 天板 26792/S
- PCスピーカー:サンワサプライ MM-SPWD2BKN
- キーボード:ELECOM(型番不明)
- マウス:ELECOM(型番不明)
- マウスパット:メーカー不明
DTMを初めて2年ほどのDTM作業環境です。
DTMを始めたばかりの頃と比べると、パソコンのデスク周りやDTMの周辺機器も整えることができて、かなり快適になっています。
デスクトップパソコン:自作パソコン
ポイント
- OS:Windows 7 Professional 64bit
- CPU:Intel core i7-2600K 3.40GHz SR00C LGA1155
- CPUクーラー:Intel core i7-2600K 純正CPUクーラー
- メモリ:【4GB x 4枚=16GB】 DDR3 CFD W3U1333Q-4GPC3-10600(DDR3-1333)デスクトップ用 240pin DIMM Elixir社
- マザーボード:ASUS P8P67 LE LGA1155 マザーボード ATX Intel P67
- SSD:crucial Crucial m4 CT128M4SSD2
- HDD:Seagate BarraCuda 3.5インチ 1TB
- HDDクーラー:SCIT-1000
- 光学ドライブ:LGエレクトロニクス GH24NS70BL
- マルチカードリーダー:icr1500-b(16in1 マルチメモリーカード)
- 電源:玄人志向 グラフィックボード nVIDIA GeFoce GTS450 1GB PCI-E RGB DVI HDMI DirectX11 空冷FAN 補助電源6pin×1 GF-GTS450-E1GH
- ケース:Cooler Master Silencio 550 ATX MicroATX ミドルタワー静音タイプ PCケース(型番RC-550-KKN1-JP)
DAWでソフトウェアやプラグインを拓さん使うことになり、さすがにノートパソコンでは厳しくなってきました。
初めての自作パソコンですが、友人とパソコン工房でパーツを一緒に選んでもらい、組み立てまでのセットで総額131,320円でした。
SSDでOSの立ち上げも早く、DTMなど音楽制作は快適そのものでした。
ノートパソコン:Gateway NV59C
スペック
- CPU名称:Core i3 330M
- CPUクロック:2.13GHz
- 最大CPU数:1
- チップセット:Intel HM55 Express
- プレインストールOS:Windows 7 Home Premium 64bit
- メモリ:4GB ※DDR3 SDRAM 1066MHz SO-DIMM(デュアルチャネル対応)
- HDD:500GB
- 光学ドライブ:○
- グラフィックコントローラ:Intel HD Graphics
- 解像度:WXGA (1366x768)
- TVチューナ:×
- サウンドコントローラ:○
- LANポート:1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T
- 通信機能:IEEE802.11b/g/n無線LAN
- モニタポート:ミニD-Sub15ピン×1、HDMI(HDCP対応)×1
- USBポート:USB2.0×3
- 付属ディスプレイ_画面サイズ:15.6 インチ
- 外形寸法:幅381mm・奥行き253mm・高さ31mm
- 重量:2.6Kg
自作パソコンをメイン機としているため、今となってはサブパソコンとして使っています。
ただ、外でレコーディングをすることもあるので、その場合はサブパソコンとオーディオインターフェイスを持ち込み、サブパソコンでDAWを立ち上げて録音したものを自作パソコンへデータを移していました。
液晶モニター:LGエレクトロニクス FLATRON Wide LCD W2753V-PF [27インチ]
27インチのモニターがどうしても欲しかったのですが、まだまだ価格が高いことがネックでした。
しかし、パソコン店で1万5000円で中古で売られていた時に即購入してしまいました(笑)
オーディオインターフェイス:M-AUDIO Fast Track Ultra 8R
引き続き8ch使用の「M-AUDIO Fast Track Ultra 8R」を愛用しています。
8ch使用の「M-AUDIO Fast Track Ultra 8R」であれば、ドラムのレコーディングもマイクの本数も工夫すれば録音が可能でしたので、かなり重宝しています。
MIDIキーボード:EDIROL PC-50
ヤフオクで5000円ぐらいで購入しました。
私はピアノを弾くことはできないのですが、ソフトウェアの音を確認するときに「いちいちマウスでクリックしないといけない」というのが、とても非効率でした。
49鍵は4オクターブの音階をカバーできますし、ピッチ・ベンド/モジュレーション・レバーでリアルタイムで打ち込みをして、繊細なニュアンスを表現することができ重宝していました。
モニタースピーカー:FOSTEX PM0.4n
スペック
- スピーカー部:エンクロージャー方式/2ウェイ・バスレフ方式
- 内蔵ユニット:100mmウーハー/19mmソフトドーム・ツィーター(防磁型)
- インピーダンス:4Ω
- 再生周波数帯域:60Hz〜30kHz
- クロスオーバー周波数:1.5kHz
- エンクロージャー容積:約2.8L
- 定格出力:低域=18W、高域=18W、可変ボリューム付
- 入力:φ6mmTSフォーン・ジャック(アンバランス)、-10dBV、54kΩ以上/RCAピン・ジャック(アンバランス)、-10dBV、54kΩ以上
- 高調周波数歪率:0.1%(at 12W/4Ω 20Hz〜20kHz)
- S/N:75dB(20Hz〜20kHz、not weighted)
- 外形寸法:144(W)×220(H)×180(D) mm
- 質量:約3.6kg
- 電源/消費電力:AC100V/40W
DTMでミキシングやマスタリングをするようになってから、初めて購入したモニタースピーカーを引き続き愛用しています。
高いモニタースピーカーを利用するのも良いのですが、私は耳だけでなくスペクトラムアナライザーを使って「目でも確認」しているので十分です。
モニタースピーカースタンド:K&M モニタースタンド 26795・K&Mモニタースタンド 天板 26792/S
サウンドハウスで2万円ぐらいで購入しました。
K&M モニタースタンド 26795は、ベースサイズ480×480mm、耐荷重70kgと堅牢な作りで、高さ800~1350mmまで調整でき、スプリングボルトとノブでしっかりと固定できます。
スタンドそのものが重量があるので、しっかりとスピーカー本来の音を出してくれます。
PCスピーカー:サンワサプライ MM-SPWD2BKN(木製2chマルチメディアスピーカー)
モニタースピーカーはありますが、PCスピーカーはDTMの作業以外の時に使用しています。
または、DTMでミキシングやマスタリングを行った際に、市販の一般的なスピーカーで遜色ない音のバランスになっているかの確認で使用しています。
15Wでそこそこ音が良く、ベース音も聞こえるので、丁度良い感じでした。
キーボード:ELECOM(型番不明)
自作パソコンなのでキーボードが必要になったのですが、特にこだわりはありませんでした。
そのため、無難にELECOMの有線キーボードを使っています。
マウス:ELECOM(型番不明)
マウスもとくにこだわりはありませんでしたが、以前使用していたのは自宅にあったマウスだったので、さすがに買い替えたいと思っていました。
キーボードと合わせる形で、無難にELECOMのワイヤレスマウスを使っています。
マウスパット:ELECOM(型番不明)
こちらはエレコムのはさめるマウスパッドシリーズです。
当時は初音ミクなどのボーカロイドのオリジナルイラストを見るのがすきでしたので、購入した好きなイラストを挟んでニマニマしていました(笑)
まとめ
DTMの音楽制作もこなれてきた頃の作業環境をご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
部屋の防音設備は難しいでしょうが、機材に関しては「DTM中級者」が目指すべきところかなと思っている環境です。
作業環境を刷新していくごとに写真は残しておりましたので、DTMを始められる方の参考になるように、都度ご紹介していきたいと思います。