これからDTMを始めたい方が機材を揃えていこうと思っているなかで、「とにかくお金がかかりそう」と心配されている方も多いのではないでしょうか。
私も、憧れるDTM作業環境はありましたが、少しずつ必要なものを取り揃えて環境を構築していました。
実際、DTMを初めて1年ほど経過したときの作業環境が写真に残っていたので、参考になればと思いご紹介していきます。
目次
2011年10月のDTM初心者の作業環境の部屋全体
当時は自宅にあったものを活用して、とりあえず「DTMしている人っぽい部屋」という感じをなんとか環境を整えていました。
パソコンデスクは自宅にあったものだったので、メーカーは不明で、自室のレイアウトの都合上、パソコンチェアを設置するスペースがなかったので、ベッドに腰を掛けて作業をしていました。
液晶モニターは本棚を利用して設置していましたが、丁度良い高さでした。
モニタースピーカー台はDIYですが、ホームセンターで4×2材を釘で留めているだけの簡単なもので、コンクリートブロックを載せて高さを調節していました。
ただ、DTMでミキシングなどを行う都合上、調音は必要でしたので「SONEX ( ソネックス ) / VLW35 Natural Gray 61cm x 122cm 」の8枚入りを2セット用意して、必要な個所に張り付けていきました。
紙製の卵パックは音の反射をやわらげることができるので、吸音材の間に張り付けていき、音を調整していました。
2011年10月のDTM初心者の作業環境の機材一覧
DTM作業環境の機材一覧
- ノートパソコン:Gateway NV59C
- 液晶テレビ:メーカー不明 22インチ
- オーディオインターフェイス:M-AUDIO Fast Track Ultra 8R
- モニタースピーカー:FOSTEX PM0.4n
- PCスピーカー:サンワサプライ MM-SPWD2BKN
- MIDコンポ:メーカー不明
- マウス:メーカー不明
- マウスパット:メーカー不明
DTMを初めて1年ほどのDTM作業環境です。
DTMを始めたばかりなので、自宅にあるものをなんとか使用して環境を構築していました。
ノートパソコン:Gateway NV59C
スペック
- CPU名称:Core i3 330M
- CPUクロック:2.13GHz
- 最大CPU数:1
- チップセット:Intel HM55 Express
- プレインストールOS:Windows 7 Home Premium 64bit
- メモリ:4GB ※DDR3 SDRAM 1066MHz SO-DIMM(デュアルチャネル対応)
- HDD:500GB
- 光学ドライブ:○
- グラフィックコントローラ:Intel HD Graphics
- 解像度:WXGA (1366x768)
- TVチューナ:×
- サウンドコントローラ:○
- LANポート:1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T
- 通信機能:IEEE802.11b/g/n無線LAN
- モニタポート:ミニD-Sub15ピン×1、HDMI(HDCP対応)×1
- USBポート:USB2.0×3
- 付属ディスプレイ_画面サイズ:15.6 インチ
- 外形寸法:幅381mm・奥行き253mm・高さ31mm
- 重量:2.6Kg
当時は10万円前後はとても高い買い物でした。
しかし、DTMを始めるにあたってDAWの必要最低限スペックである「core i3/メモリ4GB」を考えると、必要な出費だったと思っています。
液晶テレビ:メーカー不明 22インチ
DTMの作業効率を向上させるために、どうしてもデュアルディスプレイにしたいと思っていました。
ただ、当時はお金もたくさん持っているわけではなかったので、処分予定だった小さな液晶テレビを代用していました。
オーディオインターフェイス:M-AUDIO Fast Track Ultra 8R
最初は安いオーディオインターフェイスを使用していましたが、バンドでレコーディングを自前ですることになり、買い替えを検討しました。
8ch使用の「M-AUDIO Fast Track Ultra 8R」であれば、ドラムのレコーディングもマイクの本数も工夫すれば録音が可能でしたので、購入しました。
当時は6万円ぐらいでしたが、充実したレコーディングができたので、重宝していました。
モニタースピーカー:FOSTEX PM0.4n
スペック
- スピーカー部:エンクロージャー方式/2ウェイ・バスレフ方式
- 内蔵ユニット:100mmウーハー/19mmソフトドーム・ツィーター(防磁型)
- インピーダンス:4Ω
- 再生周波数帯域:60Hz〜30kHz
- クロスオーバー周波数:1.5kHz
- エンクロージャー容積:約2.8L
- 定格出力:低域=18W、高域=18W、可変ボリューム付
- 入力:φ6mmTSフォーン・ジャック(アンバランス)、-10dBV、54kΩ以上/RCAピン・ジャック(アンバランス)、-10dBV、54kΩ以上
- 高調周波数歪率:0.1%(at 12W/4Ω 20Hz〜20kHz)
- S/N:75dB(20Hz〜20kHz、not weighted)
- 外形寸法:144(W)×220(H)×180(D) mm
- 質量:約3.6kg
- 電源/消費電力:AC100V/40W
DTMでミキシングやマスタリングをするようになってから、初めて購入したモニタースピーカーです。
レコーディングやミキシングのお仕事にされている方に教えてもらいに行くため、地方まで行っていましたが、今思えばホントに凄い行動力だったと思います。
そこで、自宅レベルの出力で初心者向けにバランスが取れているモニタースピーカーとして、おすすめされることが多かったため、購入しました。
出力を上げすぎると高音が濁り、出力レベルを下げると音がこもりがちでしたが、ある程度の出力で鳴らしてあげるとバランスが良かったです。
PCスピーカー:サンワサプライ MM-SPWD2BKN(木製2chマルチメディアスピーカー)
モニタースピーカーはありますが、PCスピーカーはDTMの作業以外の時に使用しています。
または、DTMでミキシングやマスタリングを行った際に、市販の一般的なスピーカーで遜色ない音のバランスになっているかの確認で使用しています。
15Wでそこそこ音が良く、ベース音も聞こえるので、丁度良い感じでした。
MIDコンポ:メーカー不明
MIDコンポを設置しているのは、DTMでミキシングやマスタリングを行った音源のバランスを確認するために使用していました。
確認できるスピーカーの種類は多くても困らなかったので、重宝していました。
マウス:メーカー不明
ノートパソコンで使用しているマウスは、自宅にあった安いマウスを利用しています。
当時はノートパソコンのタッチパッドも精密ではなかったので、安いマウスがあるだけでかなり便利でした。
マウスパット:メーカー不明
こちらも自宅にあったメーカー不明のマウスパッドです。
センサー部分が高精度ではなかったので、マウスパッドがないと、マウスカーソルの挙動が不安定だったので、とりあえず使用していました。
まとめ
DTM初心者だったころの作業環境をご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
最初から背伸びをする必要はないので、少しずつ自分に必要な機材や環境を整えていってください。
作業環境を刷新していくごとに写真は残しておりましたので、DTMを始められる方の参考になるように、都度ご紹介していきたいと思います。