書籍のレビュー

【書評】「手ぶらで生きる。」の要約と学んだことのまとめ|ミニマリストしぶのミニマリズムの考え方が深すぎる

「手ぶらで生きる。」は発売日に重版が決定し、Amazonベストセラー1位になった、ミニマリアストで有名なしぶの著書としても有名ですね。

「見栄と財布を捨てて、自由になる50の方法」というキャッチコピーは大袈裟な表現ではなく、ミニマリストしぶのブログやツイッターをみたことがある人であれば納得ではないでしょうか。

本書は口コミや評判もよく非常に気になっていましたので、どんな本か気になっている方も多いかと思いますので、私なりに本書から学んだことを解説していき、要約や感想などもまとめました。

「手ぶらで生きる。」の概要

基本情報

ミニマリストで有名な「しぶ」による「最小限のお金で生きて、最大限の自由を手にする」ミニマリストの考え方がまとめられた著書です。

著者は裕福な家庭で育ったが、親の自己破産がきっかけで裕福な生活からお金がない状況へ転落し、二浪したあげく大学進学もやめて人生をあきらめていたということです。

そのなかで「少ない持ち物で、幸せそうに生活しているブログ」と出会うことで「より少なく、しかしよりよく生きる」ミニマリズムと出会ったことで人生が劇的に動き出したということです。

そんなミニマリストしぶの「手ぶらで生きる。」方法について全6章にわたって紹介されています。

第1章では「暮らし」、第2章では「物」、第3章では「体」、第4章では「時間」を自由にするための考え方についてまとめられています。

また、第5章ではミニマリズムから得られる「思考」、第6章では「人間関係」を自由にするための考え方を学ぶことができます。

「手ぶらで生きる。」のYouTube(ユーチューブ)

「手ぶらで生きる。」についてYouTube(ユーチューブ)でわかりやすく解説してくれている動画がないか調べてみました。

「本要約チャンネル」がアニメーションでストーリー仕立てでわかりやすく細かく解説してくれているので、本を読む時間がない方はこちらのYouTube(ユーチューブ)動画をおすすめします。

「手ぶらで生きる。」から学んだことの要約とまとめ

「手ぶらで生きる。」から私が学んだポイントは大きく5つの内容です。

私が学んだこと

  • カネ・ミニマリズムの考え方
  • モノ・ミニマリズムの考え方
  • トキ・ミニマリズムの考え方
  • ヒト・ミニマリズムの考え方
  • コト・ミニマリズムの考え方

カネ・ミニマリズム(お金)

まず、お金を自由にするためには「ミニマム・ライフコスト」という考え方がありました。

毎月かかり必要最小限のコストを把握することで、「これだけ稼げば十分に生きられる」という目安となり、「漠然としたお金の不安」から解放されるということでした。

自分が「これだけであれば満足できる」という指標を持つには我慢ではなく工夫と情報が必要ということです。

そのなかでも変動費を大きくせずに固定費の割合を増やすことで、自分の生活にかかる必要最小限のコストが把握できるので、よりお金の不安から解放されるということでした。

著書の中では「しぶ」の固定費の内訳も公開されているので参考にしやすいかと思います。

モノ・ミニマリズム(物)

本書ではモノを手放す断捨離よりも「なぜそのモノを選ぶのか」という考え方が重点が置かれていました。

私服の制服化をはじめ、限定版ではなく定番物を買う、レンタルやシェアを使いこなす、好きではなく「大大大好き」なモノを選ぶなどの考え方は他のミニマリストの著書でもよく見かけました。

ただ、本書では悩む暇があれば「さっさと買う、捨てる」ということも推奨しており、トライ&エラーを繰り返すことで自分の経験となり、直観力を磨くことも大切だということです。

また、消費活動を行ってお金を払い「与えられる」側になることよりも、生産活動を行って自分で生み出して「与える」側になることの大切さにも気づかせてくれました。

トキ・ミニマリズム(時間)

本書では「物の消費は時間の消費」である考え方を教えてくれました。

そもそもお金は自分が働いた時間であり、「モノを買うために支払ったお金はまさに時間そのものである」という考え方は、お金に対しての考え方を見直させられました。

そういう意味では時間を生み出してくれるツールについては、空いた時間でさらに好きなことにあてることができるので、払った金額以上のものを得ることができるというのは納得です。

ヒト・ミニマリズム(人間関係)

本書では人間関係についてのミニマリストしぶなりの考え方がありました。

そのなかでも「物」ではなく「経験」を資産にするという「形ある物より、形ない経験」の大切さを教えてくれました。

また、「恩は返すものではなく、まわすもの」という考え方も非常に感銘を受けました。

コト・ミニマリズム(思考・行動)

ミニマリズムの本質は、ある1点を目立たせるために他をそぎ落とす「強調」であるとのことです。

ミニマリズムは「カネ・モノ」から解放されることで「トキ」が生まれ、「ヒト」など人間関係の向き合い方も変わり、「コト」という思考や行動されも変えてくれるきっかけであり、手段だということです。

人によってこの「そぎ落すべき無駄」は「ミニマリストしぶのミニマリズム」であるため、「自分にとって最適な自分だけのミニマリズム」を確立することが最も大切だということを学びました。

「手ぶらで生きる。」の感想

著者が裕福な家庭で育ったということも驚きですが、その後の人生の転落をされてから今に至るまでのあらすじが驚愕でした。

「モノを持っている幸せ」を経験されているからこそ、「モノを持たない幸せ」があることに非常に説得力を感じました。

特に日々の暮らしを惰性で生きているのではなく、自分の中で考えて決断した積み重ねがあったからこそ、今の生活スタイルにつながっているのだと思えました。

また、こうして「カネ・モノ・トキ・ヒト・コト・」と向き合い、決断し、行動されてきたからこそ、今の成功につながっているのだと実感させられました。

ミニマリズムの考え方はそれぞれ異なりますが、成功者のミニマリズムについての考え方がこの1冊で学べるのは大きいと思います。

「手ぶらで生きる。」の評価や口コミ

他の方が「手ぶらで生きる。」を読んでどう思われているのか、評価や口コミを調べてみました。

みなさん本書を読んで自分の生活の参考にしている方が多いみたいですね!

まとめ

「手ぶらで生きる。」の要約と学んだことのまとめでした。

本書で学べるミニマリストしぶの「ミニマリズムの考え方」から、私が学んだポイントは大きく5つの内容です。

私が学んだこと

  • カネ・ミニマリズムの考え方
  • モノ・ミニマリズムの考え方
  • トキ・ミニマリズムの考え方
  • ヒト・ミニマリズムの考え方
  • コト・ミニマリズムの考え方

お金の不安などで悩んでいる方や、ミニマリズムの考え方を学びたい方におすすめの著書でした。







   

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