大阪府にお住いの30代男性「ぱぱんだん」さんの「2回目の転職」で「ちょっと成功」だった転職体験談のご紹介です。
目次
「ぱぱんだん」さんが前職を選んだ理由
大学生の時からアルバイトをしていてそのまま就職をした形で、もともと教育業界には興味があったこともあり、就職先の1つとして検討していた。
社員の人に話を聞いたところ、出勤時間も比較的自由であり、上司の束縛もない状況であることもプラス材料でした。
給与面に対する不満はあるものの、ある程度自由が認められている会社なので、アルバイトなどを行い収入の不足はカバーをすればいいという考えで、前職を選びました。
総合職ですが、転勤がないこともよかったです。
前職の詳細
- 業種:サービス系
- 職種:塾講師
- 従業員規模:11~100名
- 年収:300万円~400万円未満
- 役職:特になし
- 雇用形態:正社員
前職の業務内容
個別指導塾の管理責任者として、1教室の運営業務全般を行っていた。
具体的には、「生徒の募集活動の計画立案から準備実行」「保護者面談や電話などの保護者対応」「生徒の学習指導と進路指導」「進学情報の収集と保護者や生徒への提供」「教材の作成や小テストの作成」「私立高校や私立中学校の入試担当者、広報担当者との情報交換」などの業務を主に一人でこなしていた。
また、「アルバイト講師の採用と教育」「アルバイトのシフト管理」なども行っています。
「ぱぱんだん」さんの転職のきっかけ
大学を出てすぐに就職をしている人や異業種から転職してきた人がほとんどの状況で、あまり大した研修もなく、ほとんどすべての業務を丸投げされているような状況に嫌気がさしてきてきました。
また、過度のプレッシャーがあり、無茶苦茶な営業ノルマのようなものがありました。
達成できなかったときの叱責も時には非常にひどいときがあり、また給与の少なさなど待遇面での不満も積もっていました。
ちょうど、結婚して子供が生まれた時期だったこともきっかけです。
「ぱぱんだん」さんが転職活動で重要視していたこと
ありきたりですが、ワークライフバランスを重視して転職先を探していて、残業もしっかりと管理され、休日もしっかりと休めるということを重視していました。
また研修制度がしっかりとしていて、各々のステージに合わせた研修プログラムが組まれていることが望ましかったです。
勤務の時間が不規則だと将来的に長く続けることのできる仕事ではないため、自分自身のスキルを磨き、将来の早い段階で独立し開業できるだけの力が身に付く会社かどうかを見るようにしていました。
「ぱぱんだん」さんの転職活動の進め方
基本的にはリクルートエージェントやマイナビエージェント、DODAなどの転職エージェントの人の力を借りて、面談を重ねながら転職先を探していた。
それ以前に自分一人の力で転職サイトを使い、転職をした経験があるりますが、その時には自分の強みが何で、自分の苦手分野がどこにあるのか、また自分が一体どういう人間なのかという自己分析が全くできていない状況で、転職に失敗をしてしいました。
そういった経験から、自分という人間を客観的に見てもらえるように注意しながら転職活動をするようにしていました。
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転職活動状況
- 在職中or退職後:在職中
- 応募社数:10社未満
- 内定社数:1社
- 転職活動期間:2ヶ月以内
- 転職先の入社日:2017年5月頃
転職活動の苦労や工夫したこと
複数の転職サイトに登録をし、複数のエージェントの人と話をするようにしました。
また、家族や知人などにも相談をし、どんな細かいことであっても極力自分一人では決めないように注意をしていました。
また、いろいろな業界を見るのではなく、自分には何ができるのかという観点から、今まで経験したことのある業界に絞り転職活動をするようにしていました。
ただ、教育業界は非常に特殊な業界で、成果が目に見えにくい上に、成果を証明するものがないために今までの実績を如何に伝えるかに苦労をしました。
「ぱぱんだん」さんが転職先を選んだ理由
基本的には前職の経験を活かして仕事ができるように、前職と同じ教育関係の業界を考えていました。
また、前職でお世話になっていた企業が研修制度が整っていない企業であったため、研修などのシステム面がしっかりとしている企業をということで上場企業を考えていました。
自分が中学生の頃にお世話になっていた学習塾が運営している個別指導塾であったことも決めての1つになりました。
社風が非常に前向きな雰囲気であり、会社全体に明るい雰囲気であったこともよかったです。
転職後の詳細
- 業種:サービス系
- 職種:塾講師
- 従業員規模:101~1000名
- 年収:400万円~500万円未満
- 役職:特になし
- 雇用形態:正社員
転職後の業務内容
基本的には前職と大きな変更はなく、個別指導塾の管理責任者として一つの教室の運営に携わっています。
しかし、上場企業であり、本社機能がしっかりとしていたため、前職に比べるとよりローカルな戦略を要求されるものではりました。
アルバイト講師の採用についても、まずは本社でふるいにかけられるので、そこで選ばれた人を基に教室で採用面接を行っています。
生徒指導や保護者対応については大きな変更はないですが、生徒募集ではチラシをまいたりイベントを行うなどの広範囲にわたる活動については本社主導で行い、教室単体で行う募集活動のみを扱っています。
「ぱぱんだん」さんの転職は「ちょっと成功」だった
結局、転職した会社も1年ほどで退社してしまい、今は別の企業で勤務をしています。
その点だけを見ると転職は失敗だったようにも思われるかもしれませんが、同じ業界でも企業によって仕事の仕方がことなることを知ることができ、また自分が経験したことのない業務も多く経験することができました。
転職をしなければ知ることができなかったことが多くあり、転職したことについてはよかったと思っています。
そういった意味では大成功とはいえないが、どちらかというと成功だったと考えています。
「ぱぱんだん」さんの転職を振り返っての感想
転職というのは、やはり非常にハードルが高いことだと思います。
おそらく「転職したい」と考えている人は非常に多くいるはずだし、実際に活動している人も大勢いるのではないかと思います。
しかし、現在勤務している企業を退社し、新しい企業に移るというところまで考えると、転職している人の分母のわりに数が少ないのではないかと思っています。
実際、自分の周りでも「転職する」と言いながら今も同じ企業で勤務している人を多くみかけます。
しかし、思いきって転職してみると案外後悔しないものだと思いました。
「ぱぱんだん」さんの今後の目標
現時点での目標としては自分で独立開業し、自分の教室を持つことが目標で、そのために、今はしっかりと経験を積むべき時であると思っています。
まずは今任されている部署でしっかりと結果を残し、成功する経験を多く積みたいと考えています。
また、非常に仕事の幅が広い職種なので、1つひとつの業務を高いレベルでこなすことができるように、仕事の進め方や仕事に対する意識について今以上にしっかりとレベルアップしていきたいと考えている。
「ぱぱんだん」さんから転職活動中の方への一言アドバイス
転職するとなると非常に悩むと思います。
特に家庭を持っているなど守るべきものがあると躊躇してしまい、なかなか行動に移すことができません。
ただ、実際に転職をしてみると、転職前に考えていた不安のいくつかは杞憂であったことに気づくことができますし、今のまま変化をしないでいると、状況は好転しません。
月並みにはなりますが、状況を変えたいと思うのであれば、まずは自分から行動していくことが大切だと思います。