長野県にお住いの20代女性「みつ」さんの「1回目の転職」で「ちょっと失敗」だった転職体験談のご紹介です。
目次
「みつ」さんが前職を選んだ理由
中学生の頃から夢見ていた保育士の仕事に就くべく、保育士になるために勉強をし、短期大学で資格取得後、そのまま保育士として就職していました。
子どもたちと関わること、子どもたちの成長を見守ることができることが凄く嬉しく、学生時代の実習はきついものがありましたが、自分に合うと思って、資格を活かすことに決めました。
数年続いていた間も、自分の経験になることばかりで、大変なこともありましたが、かなり充実していたと思います。
前職の詳細
- 業種:サービス系
- 職種:保育士
- 従業員規模:11~100名
- 年収:300万円未満
- 役職:特になし
- 雇用形態:正社員
前職の業務内容
クラス担当を始め、書類作成や行事の運営など、保育業務に関わるすべてのことを経験させていただきました。
子どもたちと遊んでいるだけだろう、という、一部の世間の声を論破できるだけの仕事はしてきたと思います。
想像していた以上の労力と、効率化への思考力、忍耐力、安全面への配慮など、様々な部分に神経をつかい、楽しく取り組んでいました。
その他には、保育士ならではのピアノ演奏、製作物、子どもたちの記録と、本当に様々でした。
「みつ」さんの転職のきっかけ
保育士を続けていく中で、保育士としてのキャリアを磨くのも悪くないとは思いましたが、若いうちに視野を広げ、できる仕事の幅を増やそうと思っていました。
その中で、遠距離でお付き合いしていた方との結婚が決まり、引っ越しをすることを機に、保育士を一度離れることを決めました。
せっかくのチャンスなので、できる範囲のことは行動して、実績を積もうと考えていました。
全く別の職種なので不安もありましたが、思い切りも大切だと後になってみれば思います。
「みつ」さんが転職活動で重要視していたこと
まず、全く知らない仕事の世界なので、上司の存在はかなり気にしていました。
温かく指導してもらえるような人たちなのか、どんな性格の人たちなのか、その点は重要視する一つでした。
もうひとつは、週何日の出勤なのか、という点です。
シフトで日々時間が違いましたが、夜は八時、九時頃までの日が多かったので、どれだけシフトを組む際に無理がないように組まれるのか、という点は、ある意味一番気にしていました。
面接時に説明があったので、安心しました。
「みつ」さんの転職活動の進め方
フロムエーナビやバイトル、ファッショーネなどの求人サイトを使い、希望条件を満たすものをまずは探していました。
家からそれほど遠くなく、通勤しやすい場所、給与、休日数、未経験の有無など、自分が気になるところをポイントして絞り、ショップの雰囲気や、働きやすい環境なのかどうか、多面的に考慮して探しました。
全く知らない業種となると、かなり不安だったんだと思います。
求人サイトでは検索条件を保存でき、すぐに探すことができたので凄く便利だったと思います。
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転職活動状況
- 在職中or退職後:在職中
- 応募社数:10社未満
- 内定社数:2社
- 転職活動期間:2ヶ月以内
- 転職先の入社日:2018年4月頃
転職活動の苦労や工夫したこと
先程も書いたとおり、経験したことのない業種への転職ということで、なかなかイメージがつかなかったことは苦労した点です。
アパレルにおいて何が必要なのか、どういったスキルが求められているのか、あまりピンときませんでした。
調べていくうちに何となく分かっていきましたが、やはりやってみないと分からないというもので、始まるまでは不安でいっぱいでした。
それでも、挑戦心や経験を積みたいという意思をしっかりと伝えることを意識して、面接をしました。
「みつ」さんが転職先を選んだ理由
もともとアパレル販売にも興味はあり、ウィンドウショッピング、またショッピングが好きでした。
もしも保育士をやめることになったときは、アパレル業で販売、接客の仕事をしたいと思っていました。
なかなか挑戦の転職になりましたが、思い切って多くの経験をしたいと、二十代のうちに、ブランド物を扱うアパレル業への転職を決めました。
たくさんの運営の方、営業の方とのコミュニケーションが必要で、思いの外大変な業種だと感じました。
転職後の詳細
- 業種:サービス系
- 職種:アパレル
- 従業員規模:~10名
- 年収:300万円未満
- 役職:特になし
- 雇用形態:アルバイト・パート
転職後の業務内容
接客、販売を中心に、在庫の管理をしていました。
商品、色、サイズ、それぞれいくつあるか、という点を把握し、お客様に迅速に対応できるようになるには時間がかかりました。
ですが、在庫管理を任されただけあって、どこに何があるのか、というのは徐々にわかっていき、お客様とのコミュニケーションも十分に図れるようになりました。
海外のお客様も多く来店されたので、英語でのやりとりに、ジェスチャーをつけながら対応していました。
「みつ」さんの転職は「ちょっと失敗」だった
プラス面で言えば、年上の方との接客が多かったので、言葉遣いや対応を勉強できました。
店頭の見せ方、色使い、新商品の置き場など、店長や上司と一緒に見ながら、具体的に相談し、経験につながりました。
マイナス面で言えば、アパレル業の裏を知ってしまったということと、営業担当の方の圧力が強かったということです。
売り上げが直接の評価にもなりかねない部分があり、どうしてもその点を気にしなければならないということが、競争心はあまりなかった自分には苦でした。
「みつ」さんの転職を振り返っての感想
全く違う経験ができたことは、自分のためになったし、仕事の幅が広がったことで選択肢が増えたことは良かったと思います。
転職は不安がある中で挑戦することになります。
分かってはいたのでそんなに負担にもなりませんでしたが、それなりの覚悟は必要だと思いました。
ただ、やはり違う仕事をしたからこそ、本当に自分がしたいことは何か、ということを考えるきっかけにもなりました。
自分が辛くても、いきいきと仕事ができるものは何だろうと、自分を見つめ直すきっかけにもなりました。
「みつ」さんの今後の目標
機会があれば、また違う仕事もしてみたいと思いますが、今はもう一度、前の職種に戻りたいと思っていて、また保育士に戻ろうと思っています。
その先は、自分に何が起こるか分かりません。
広い視野、仕事の幅をもつことで、たくさんの仕事に携わることができると思います。
保育とアパレルは全く違う仕事でしたが、人とのコミュニケーションの大切さは身にしみて分かりました。
今後はこの、転職をした経験も自分の経験として、チャレンジすることを恐れずに楽しく仕事をしたいと思います。
「みつ」さんから転職活動中の方への一言アドバイス
転職活動は、必ず不安がつきものですし、全く知らない世界の仕事だったら尚更です。
それでも、それは自分の経験になるし、将来どこで役に立つかも分かりません。
分からないからやらない、ではなく、機会があるのなら挑戦してみてもいいと思います。
ただ、面接をしてどんな職場なのか、どんな待遇なのか、自分に合っているのか、その点を考慮するのはとても大事なことだと思っています。
面接がある企業では、自分の思いや、求める環境についても伝えるといいと思います。