福岡県にお住いの20代女性「あきな」さんの「1回目の転職」で「ちょっと成功」だった転職体験談のご紹介です。
目次
「あきな」さんが前職を選んだ理由
大学在学時の就職活動で自分でやりたいことが何なのかわかりませんでした。
広告代理店に入社することで、たくさんの会社の仕事に携わることができるのではないか、その中で自分で本当にやりたい仕事はなんなのか見つけることができるのではないかと思い、広告代理店を選びました。
地場に根ざした広告代理店だったので、地元のことに携われることの嬉しさ、また形ないものを自分たちで発想し、形あるものを作りあげていくという過程に憧れをもち選びました。
前職の詳細
- 業種:マスコミ系
- 職種:営業企画
- 従業員規模:11~100名
- 年収:400万円~500万円未満
- 役職:なし
- 雇用形態:正社員
- 在籍期間:5年未満
前職の業務内容
入社して数年はさまざまな業種の営業として担当しました。
数年経った頃、企画担当になり県庁のプロポーザル担当になり、県庁のだされる課題に対して、複数の広告代理店が案を出してプレゼンを行い、その中で選ばれた1社のみが仕事を引き受けることができます。
仕事の受注からは、予算の調整、企画の実行、映像会社・デザイナー会社・テレビ局・ラジオ局・新聞社など、実行する企画に応じて最適な業者を選定し、仕事がうまく遂行していくよう組み立てていく仕事を担当していました。
「あきな」さんの転職のきっかけ
新入社員として入社した頃から次の会社へのステップアップの場所として、広告代理店として頑張ろう、また3年は必ずやりきろうと決めて入社を決めました。
広告代理店の仕事も非常にやりがいがありましたが、その中で自分のやりたい仕事、自分に向いている仕事がわかるようになり転職を考えるようになりました。
また第二新卒として受け入れられる年齢にも期限があり、ある程度の実績も積み、自信もついてきたこともあり意を決して転職をしました。
「あきな」さんが転職活動で重要視していたこと
営業アシスタントの仕事を探していましたが、その中で前職より給与を下げないことは決めていました。
営業・企画の仕事から営業アシスタントとなると通常年収は下がることが想定されますが、下げないことを自分の条件で決めて転職先を探していました。
また医療に携われる仕事にも重要視していました。
自身も怪我で長年やってきたスポーツを諦めなければいけないことがあったので、医療の最善線に携われる仕事というのにも憧れがあり重要視していました。
「あきな」さんの転職活動の進め方
リクルートエージェントを利用しました。
前職を辞める前に次の仕事を探すことはせず、前職の仕事を全うし、仕事を辞め、一度落ち着いて探しはじめました。
転職先を探す方法の中で、一番本気度の高いと感じる、またいい条件の仕事が揃っているという印象があるエージェントを選びました。
気になる会社にたくさん応募することもなく、自分が本当に努めたい会社の募集があるまで待ち、気になる募集があった際には本気で向き合い、本気で転職活動を行うようにしていました。
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転職活動状況
- 在職中or退職後:退職後
- 応募社数:10社未満
- 内定社数:1社
- 転職活動開始:2018年9月頃
- 転職活動期間:6ヶ月以内
- 転職先の入社日:2019年5月頃
転職活動の苦労や工夫したこと
早く次の仕事を決めようともせず、自由に暮らしながら、ある程度ゆとりをもった生活の中で転職活動をするようにしていました。
切羽詰まった状況の中で転職活動を行ってもいいようにならない、と考え気楽に楽しみながら転職活動をすることを心がけていました。
ですので、苦労したことはほとんどありません、「納得した」と思える転職活動になるように、自分の気持ちに嘘のないように転職活動をしました。
「あきな」さんが転職先を選んだ理由
前職の仕事をしていく中で、自分自身が先頭をきってプロジェクトを進行していくよりも、誰かが最善な仕事をできるように後ろで手助けするアシスタント業務に魅力を感じるようになりました。
その中でも自分自身も営業や企画担当として企画立案や課題解決に向け自発的に動いてきた実績もあったので、前職の実績も活かせるであろう職場を選びました。
大きな会社で安定感もあり、医療関係のメーカーであったので、世の中・人のために役立つ仕事としても魅力を感じました。
転職後の詳細
- 業種:メーカー系(素材・医薬品他)
- 職種:営業アシスタント
- 従業員規模:1001名~
- 年収:500万円~600万円未満
- 役職:なし
- 雇用形態:正社員
転職後の業務内容
数十人いる営業担当のアシスタントとして、社内にて業務を回していく仕事を任されています。
見積り作成や案件獲得後の後処理、電話対応、実績管理など、営業がより外で営業活動をできる環境をつくれるよう、社内での作業でひきとれる部分を少しでも多くとれるように努力しています。
営業からの依頼事にそつなくこなせられるよう、スペシャリストというよりはゼネラリストとして、その都度発生する難題に対し適宜対応できる力を求められる職種です。
「あきな」さんの転職は「ちょっと成功」だった
前職を辞める前に転職活動を行い、前職を辞めてすぐ転職する、というパターンは多いと思いますが、前職の仕事をやりながらの転職活動で後悔しない転職活動になるか自信がありませんでした。
前職の仕事も最後まで全うしたかったので、前職の仕事を一旦綺麗に終わらして転職活動を始めたことは気持ち的にも整理ができ成功だったと思います。
どうしても行きたい募集があるのに、どうしても外せない仕事があるからできない!という葛藤もなく、区切りをつけたことはすごくよかったです。
「あきな」さんの転職を振り返っての感想
転職活動は自分を見直す良い機会になりました。
大学を卒業し数年で自分は何を培ってきたのか、それが違う会社でどれだけ活かせるのか、1つの会社に留まっていたら考えることもしなかったことを必然的に考えることができました。
前職も自分なりに一生懸命全うしてきた自負があったので、転職活動をはじめて振り返る際に自信を持つことができました。
新しい環境に自分をおくことに緊張もありましたが、楽しさもあり、再出発できた喜びを感じることもできました。
「あきな」さんの今後の目標
今は新しい仕事を覚えること、少しでも早く会社の役に立てるように努力します。
今の会社はさまざまな職種にチェレンジできる制度があるので、今の職種を一人前以上にこなせるようになった際は、同じ会社内で職種を変え、違う方向から会社をみていくことがあってもいいなと感じています。
前の会社と比べ会社の規模が大きいぶん、自分が本気で制度を変えたいと思ったところで組織ひとつを動かすには力がなく、歯がゆい気持ちを持つこともありましが、今は地道に自分の仕事を全うしようと思います。
「あきな」さんから転職活動中の方への一言アドバイス
私は転職活動をする際に前職を完全に辞めたあとに転職活動を始めるという選択を選びました。
その選択を選んで良かったと思います。前職は大学を卒業してなんの役にも立たない自分を育ててくれました。
最後まで自分の仕事を全うすることで後ろめたい気持ちを持ったまま転職活動をするのではなく、気持ちを整理したうえで新しい自分の道を選ぶことができました。
転職活動は企業が希望者を選ぶ機会ですが、応募者が企業を選ぶ機会でもあります。
自分の選択に後悔のないよう、本気で転職活動をすることをおすすめします。