東京都にお住いの20代女性「しゃけ」さんの「5回目の転職」で「ちょっと失敗」だった転職体験談のご紹介です。
目次
「しゃけ」さんが前職を選んだ理由
前職への転職を機に一人暮らしをすることにし、生活するためと考えた時に時給が良かったので前職を選びました。
あとは、もともとIT業界に興味があり、働いてみたいと思ったのですが、業界未経験で受け入れてくれる会社が少ない中で前職の会社では業界未経験でもOKだったのも理由の一つです。
派遣会社からの紹介もありますが、どちらかというと時給が高かったのと未経験の業界へ挑戦してみたいという理由の方が大きいと思います。
前職の詳細
- 業種:IT・通信系
- 職種:営業事務
- 従業員規模:101~1000名
- 年収:300万円~400万円未満
- 役職:特になし
- 雇用形態:派遣社員
- 在籍期間:1年未満
前職の業務内容
営業課からまわってくる伝票に対して、メーカーへ発注をかける業務をしていました。
営業事務は自分を含めて2人で、一人がまわってきた伝票をチェックし私がメーカーへ発注書を送るという流れでした。
基本的に発注方法はメールで、テンプレートがあるのでそれに合わせて送ります。
あとは週の初めくらいに請求書が届くので、請求書とこちらで管理している金額が合っているか照合する業務をしていました。
たまに特殊な伝票は正社員の人が発注書をながしていました。
「しゃけ」さんの転職のきっかけ
前職に就く前までは、正社員希望で転職活動をしていました。
地方から転職希望で上京し、自分の地元と比べて都内だと正社員の求人も多いので希望する会社へ就職することを目標に考えていました。
しかし正社員で内定をもらえたのですが、自分が希望する職種でなかったり、給与が低く生活するのが難しいのではないかという会社ばかりでなかなか転職活動がうまくいかず、結局今まで通りの派遣社員として働くことになりました。
しかし自分の中ではまだ正社員の目標が諦められず、派遣社員で働きながら正社員の就業を目指すために転職を考えました。
「しゃけ」さんが転職活動で重要視していたこと
自分のやりたい職種かどうかを重要視しました。
業界は未経験でも良かったのですが、できるだけ馴染みのある業界にしぼって転職活動をしていました。
あとは実際に面接に行って、その会社の雰囲気がどうなのかを少しでも見るようにしていました。
入ってみないと分からないとよく言われていますが、面接に行って、全く社内が分からない会社だと不安になるので面接で少しでも社内の雰囲気を確認するように心がけて転職活動をしていました。
「しゃけ」さんの転職活動の進め方
マイナビ転職やエン転職、リクナビNEXTなど3~4つほどの転職サイトを利用して求人を探していました。
有名なサイトからあまり聞かないサイトまで一通り登録し、その中で一番自分が使いやすいものと求人がいまいちなサイトを分けて利用するようにしました。
転職エージェントのマイナビエージェントも利用しました。
就業中だったため、面接の日程などをエージェントがやりやすいように調整してくれて大変便利でしたが、決まったときは自分で求人を探して応募するサイトだったので探し方は人それぞれだと思います。
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転職活動状況
- 在職中or退職後:在職中
- 応募社数:10社未満
- 内定社数:2社
- 転職活動開始:2019年11月頃
- 転職活動期間:3ヶ月以内
- 転職先の入社日:2019年1月頃
転職活動の苦労や工夫したこと
仕事をしながらの転職活動だったので時間が足りなくて苦労しました。
企業によっては、平日の夜間に面接をしてくれるところもありましたが、ほとんどが平日の昼頃の面接を希望していたのでそれに合わせる為休みをもらいました。
一日で何社か面接を受けられたら良かったのですがなかなか都合がつかず日がばらばらになってしまったり日程の調整が難しかったです。
就業先には転職活動をしていることがバレたくなかったので、面接を受けるときにうまく言って休みをもらうのに少し罪悪感がありました。
「しゃけ」さんが転職先を選んだ理由
大学を卒業してから前職まで派遣社員でしか就業したことがなく、正社員希望で転職活動をするようになり、希望する職種だったので転職先を選びました。
業界については、派遣社員の時に期間限定で働いていた時期があり、どこかで縁があれば同じ業界で働きたいと思っていたので現在の会社を選びました。
今の転職先を選ぶ前にもいくつか正社員の求人に応募して面接を受けたりしましたが、一番自分に合っていると思ったのが今の職場だったのも理由の一つです。
転職後の詳細
- 業種:不動産・建築系
- 職種:営業事務
- 従業員規模:11~100名
- 年収:300万円未満
- 役職:特になし
- 雇用形態:正社員
転職後の業務内容
営業担当から依頼された仮設ハウスの手配が主な業務です。
仮設ハウスのリースをやっている会社なので、建設工事現場が始まる前に作業員の人たちが使う仮設ハウスのレンタルの手配をしています。
工事が終われば撤去の依頼をかけ、ハウスの他にも、机や椅子のリースを行っている業者へ手配・撤去の依頼をします。
営業担当からではなくお客さんから直接電話で依頼があった場合は営業事務で対応し手配を掛けます。手配を掛ける前に必ず見積作成をします。
「しゃけ」さんの転職は「ちょっと失敗」だった
前職の派遣社員で働いていた時期より月の収入が一気に下がりました。
年収はボーナスがあるのでさほど変わりはないのですが、月々でみるとかなり給与が下がりました。
仕事体は問題ないのですが、収入の面で考えると現在少し生活が苦しい状態にあります。
派遣社員は交通費・賞与・昇給などがない代わりに時給が高いのですが、祝日が多かったりするとその分減給されるのでその点はデメリットでもありました。
その点正社員だと祝日があっても月々決まった額が給与として支給されるのでメリットだと思います。
「しゃけ」さんの転職を振り返っての感想
今の会社で6社目なので今まで何回も転職活動をしてきたのですが、毎回思うのが仕事をしながらの転職活動が一番大変だと思っています。
なるべく、仕事をしていない空白期間をつくりたくなかったので就業中に転職活動をしていましたが、精神的にも体力的にもあまり良いものとは思えません。
早く決めたいがために焦って希望しない会社へ決めてしまったり、予定を詰め込みすぎて体調を崩してしまったりしたことがあるのでできれば辞めてからの転職活動が良かったのかなと思っています。
「しゃけ」さんの今後の目標
とりあえずは今の会社に転職したばかりなので、仕事を丁寧にこなして今以上に慣れていきたいと思っています。
仕事と心に余裕が出てきたら、もしかしたら資格を取得して転職活動をしたいと考えています。
今、給与の面で悩んでいるので今後このままでいいのかと考えた時に今よりも良い給与の会社が他にもあるのではないかと考えてしまいます。
今のままで30代を迎えるのは正直不安なところがあります。
そのためにもまずは資格を取得して自分のスキルアップをはかりたいです。
「しゃけ」さんから転職活動中の方への一言アドバイス
転職活動で一番大事なのは、自分が本当にやりたいことかだと思います。
やりたくないことだったら続かないと思います。
せっかく転職活動をしているのに意味がないと思います。
一般的には転職活動はあまり良い印象ではないと思いますが、私は今のご時世悪いことだとは思っていません。寧ろすごいことだと思います。
実際、自分の周りにも転職したくても今より悪い条件になってしまうのを恐れてなかなか転職活動に踏み込めない人がいます。
そういう人がいる中で転職活動ができているのはすごい勇気だと思います。