埼玉県にお住いの20代女性「もなか」さんの「1回目の転職」で「成功」だった転職体験談のご紹介です。
目次
「もなか」さんが前職を選んだ理由
高卒でそのまま入社しました。
リーマンショックの影響で求人数はそんなにはなかったかと思うのですが、化学系の学科を卒業したので化粧品だったら自分の経験を生かせるのではないかと思ったからです。
また、家からそんなに距離が離れていないことも魅力的でした。
入社した年は東方大震災が発生した直後で正直あまり仕事はなく、比較的時間に余裕があったためか先輩や上司が丁寧に仕事のやり方やビジネスマナーを教えてくれ、研修もしっかりしていたと思います。
前職の詳細
- 業種:化粧品会社
- 職種:製造業
- 従業員規模:101~1000名
- 年収:300万円未満
- 役職:特になし
- 雇用形態:正社員
- 在籍期間:5年以上
前職の業務内容
入社当初は、生産に必要な仕様書を作成するところから始まりました。
その後容器と中身の相性を検証したり、現場作業を学んだりしました。
その後部署が異動になり、仕様書作成と並行して営業が客先に提出する資料を作成したりしました。
また部署が異動になり、現場作業だったので工程管理や派遣の勤務時間の集計、パートの勤務時間の集計等行いました。
パートと派遣を合わせて60人以上いる現場を社員3人で監督しなければならないのは大変でした。
「もなか」さんの転職のきっかけ
1番は入社当初からあまり給料が上がっていなかったこと、2番目にボーナスが両手で足りるほどしか出なかったことが挙げられます。
他社を経験していないため他の企業様がどうなっているのかは分かりませんが、何年もそんな状態だったので転職したいという思いはずっとありました。
部署が異動になり自分としては頑張ったつもりなのですが、上司との意見の相違からもう無理なのではないかと判断し本格的に転職しようと考え始めました。
「もなか」さんが転職活動で重要視していたこと
前職は自宅から遠く、通勤時間も長かったためまずは自宅から近いことを重点に転職先を探しました。
最寄り駅から徒歩圏内であれば良いと思いました。
次に出勤した時点で何時に帰れるのかわからないほど拘束時間も長かったため、残業時間が少ないことも重要な点でした。
残業があったとしても1日に2時間程度ならばいいなと思っていました。
そして前職は有給休暇が取得しにくい環境であったため、自分でシフトを決められることが大事でした。
「もなか」さんの転職活動の進め方
最初は事務職を希望していたためリクナビNEXTなどの大手求人サイトを見ていたのですが、希望条件に合うような魅力的な求人は私には少なかったです。
条件に合っていても前職より大幅に年収が下がってしまうところもあり、二の足を踏んでいる状態でした。
ハローワークに通ったりもしましたが希望に合う案件は紹介していただけなかったのですが、会員登録をした大手求人サイトのDODAのコンサルタントの方が親切丁寧に相談に乗ってくださったのでスムーズに決まったかと思います。
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転職活動状況
- 在職中or退職後:退職後
- 応募社数:10社未満
- 内定社数:1社
- 転職活動開始:2019年6月頃
- 転職活動期間:1ヶ月以内
- 転職先の入社日:2019年6月頃
転職活動の苦労や工夫したこと
履歴書を書くのが学生以来であったことと初めての転職活動だったので履歴書を書くことに苦労をしました。
学校の正式名称が間違っていたり漢字が書けなかったり何枚も失敗してしまい、自分は履歴書すらまともに書けないのかと落ち込んだりもしました。
面接の際に工夫したことは就業条件や給与形態、不安に思っていることを素直に面接の担当者の方に伝えたことです。
どの会社の方も親切に答えていただけたので包み隠さず伝えることは大事だなと思いました。
「もなか」さんが転職先を選んだ理由
製造現場で働くことはやりがいはありましたが、毎日変わらない日々であったことと残業時間が多く自分の時間が持てないこと、そして上司との意見の衝突から転職を決意しました。
また製造業をしようか、それとも事務職をしようか悩んだのですが、求人広告を見た際に駅から近いホテルでの求人があったため、思い切って接客業に挑戦してみることにしました。
高校時代に接客の経験はあったもののブランクがあるので不安でしたが、やりたいことを仕事にするほうが良いのではないかと思い応募しました。
転職後の詳細
- 業種:サービス系
- 職種:バーテンダー
- 従業員規模:101~1000名
- 年収:300万円~400万円未満
- 役職:特になし
- 雇用形態:派遣社員
転職後の業務内容
お客様にお酒を提供する仕事をしています。
お酒に関する知識は基礎の基礎しかなかったのですが、先輩に教えていただいて少しずつカクテルの作り方やバーテンダーとしての心得を学んでいます。
お客様に提供するお酒を作る他に、お客様の使用するおしぼりを用意したりテーブルやグラスを磨いたり簡単な洗い物を行なったりしています。
まったく違う業種に入りましたが、やりがいも学ぶことも多く前職よりは充実した毎日を送れていると思います。
「もなか」さんの転職は「成功」だった
転職を決めた際にはお世話になった元上司や仕事を教えてくれた先輩を裏切るような気持ちになり罪悪感がありましたが、自分の限界を無視して働いていることのほうがだめなんじゃないかと思えたことは進歩でした。
事務職や製造業ではなく思い切って他業種に転職できたことは、自分の世界が広がっていくような感覚を覚えました。
初めはサービス業は躊躇していたのですが、新しい自分の可能性に気づけたような気がします。
今は新しい夢が出来ました。
「もなか」さんの転職を振り返っての感想
転職しようと決めてからは決まるまで割とスムーズにいったかと思います。
履歴書は人生の間でそんなに書くものではないので、失敗してもしょうがないと今なら思えます。
退職してから新しい職場が決まらない間は自分はこんなにもだめだったのか、何故次が決まってから退職をしなかったんだと落ち込むこともありました。
新しい世界で実際働いてみるとやりがいのある仕事に就くことができたので、新しい目標に向かって毎日頑張ろうと思います。
「もなか」さんの今後の目標
振り返ってみると前職では高卒入社であったこともあるかとは思うのですが、やりがいもそこまで感じていなかったため日々特に目標のない生活をしていたかと思います。
今の職場はなんとなく過ごす時間が少ないためか自分の努力次第で進む方向は無限に感じられ、やりがいも充分に感じています。
今はまだ手探りの状態ですが自分ひとりですべてのことをこなせるようになり、いつか出来る後輩にもきちんと指導できるような立場になりたいです。
「もなか」さんから転職活動中の方への一言アドバイス
面接で落とされたり、お祈りメールが届くと心が折れそうになることも何度もありますが、譲れない部分を譲ってしまうと失敗してしまうのではないかと思います。
転職を決めた時点でダラダラしてしまうとそのままなあなあになり気がつくと何年も経過していることになります。(私がそうでした)
転職先が決まっても現在の自分の仕事を疎かにしないで、立つ鳥跡を濁さずの精神でスムーズに退職できるような環境を自分で作っておくことも大事です。