転職を考えている時に利用するサービスと言えば「転職エージェント」や「転職サイト」を選ぶと思います。
ですが、「転職は考えているけど今すぐではない」とか「自分のやりたい事が出来る会社があれば転職したい」と漠然と考えている方にWantedlyという選択肢があり、Wantedlyは「月間200万人が利用する国内最大のビジネスSNS」です。
ビジネスSNSという言葉を初めて聞く方もいると思いますし、Wantedlyがどんなサービスなのか気になりますね。
まだ10年に満たない若い会社ですが注目度が高いWantedlyの特徴について解説します。
目次
Wantedlyとは
Wantedlyとは、2010年9月に設立されたウォンテッドリー株式会社が運営しているビジネスSNSです。
「シゴトでココロオドルひとをふやす」を理念に掲げ、「はたらく全ての人のインフラ」へとなるべく「Wantedly Visit」「Wantedly People」「Wantedly Chat」など続々とサービスを展開している勢いがあります。
【公式サイト】https://www.wantedly.com/
Wantedlyの3つの特徴
ビジネスSNSとしてサービスを展開しているWantedlyですが、特徴としては3つあげられます。
- 面接前に企業の担当者と繋がれる
- 企業からスカウトが来やすい
- FacebookなどのSNSと連携し気軽に登録ができる
それでは、それぞれについて解説していきます。
面接前に企業の担当者と繋がれる
求人サイトや転職エージェントではご法度の「面接前に企業の採用担当者と繋がりを持つ」ことが可能です。
Wantedlyでは「話を聞きに行きたい」ボタンがあり、こちらのボタンを押した後は「今すぐ一緒に働きたい」「まずは話を聞いてみたい」「少しだけ興味があります」の3つから選んで企業側へ温度感を伝えることが可能です。
企業からスカウトが来やすい
Wantedlyは企業の採用担当者もチェックをしているので、自分のレジュメが採用担当者の目に留まると採用担当者からダイレクトメッセージが届くことがあります。
企業側も面接をする前に候補者と話をしてみたいと感じている採用担当者が多くWantedlyでは積極的に利用者と企業担当者がつながりを持つ事を推奨しています。
FacebookなどのSNSと連携し気軽に登録ができる
WantedlyはEmailで登録する方法とFacebookと連携して登録する方法の2種類があります。
Facebookで登録する場合はWantedlyにもFacebookの基本情報が反映されるため、初回の登録の手間は省けます。
FacebookはプライベートのSNS、Wantedlyはビジネス用のSNSと使い分けをしている方も多いようです。
WantedlyはFacebookのほかにTwitterやLinkedlnなども連携が可能です。
【公式サイト】https://www.wantedly.com/
Wantedlyの評判
Wantedlyに対する意見として「ベンチャー企業やスタートアップに興味がある人には良いが大企業志向の人には不向き」という評判が多くみられます。
実際Wantedlyの登録企業を見てみると10人ほどの会社から誰でも知っているような会社まで幅広い企業が登録をしています。
プロフィールを充実させ、話を聞いてみたい機能を上手く利用することで有名企業の人事担当者と繋がれる可能性もあります。
【公式サイト】https://www.wantedly.com/
Wantedlyの実際の口コミ
wantedlyはよくある求人媒体と違って、年収や休日、福利厚生面の検索ができない仕様となっており、会社の魅力や人の魅力を打ちだしている媒体です。そのため、今までとは違った価値観や軸での転職活動をすることができ、入社後の働くイメージやキャリアの作り方などが明確にイメージできたのは大きいです。他のサイトだと、条件がよくても実態が不明なところも多く転職するにあたっての悩むポイントが異なりとてもよかったです。 |
まだ「普通」の口コミはありません。 |
まだ「不満」の口コミはありません。 |
【公式サイト】https://www.wantedly.com/
Wantedlyが強い業種・職種
WantedlyはIT企業を中心に幅広い企業に活用されていますが、そのなかでも強い業種や職種について解説していきます。
IT企業やコンサルティング会社が多い
WantedlyではIT企業やコンサルティング会社などが多く登録されています。
モノつくり系やメーカー、商社などの登録もありますが、IT企業などに比べると少ない印象です。
メーカーや商社への転職を希望されている方は別の求人サービスの利用をお勧めします。
エンジニアの募集が圧倒的に多い
Wantedlyでは圧倒的に多いのはエンジニアの募集です。
エンジニアの中でもWebコンテンツ系やソーシャルアプリ系の募集が多く、組込み系や機械系の募集はほとんどありません。
大企業よりベンチャーやスタートアップが多いことから必然とWeb系の募集が増えます。
エンジニア以外で募集している職種は「ディレクター」や「セールス」、「デザイン」などもありますが、募集している数はエンジニア職が多いです。
Wantedlyに登録している企業が圧倒的にベンチャー企業が多いので、ベンチャー志望の方の方が利用価値が高いです。
また、年収や福利厚生の記載がない為報酬より仕事内容を重視する方にもWantedlyはマッチするでしょう。
【公式サイト】https://www.wantedly.com/
Wantedlyの登録方法
①Wantedlyのトップ画面でFacebookで登録かEmailで登録かを選べます。Facebookをすでに使っている人はプロフィールが自動登録されますのでプロフィール登録の手間も省けます。
②Facebookで今すぐログインを選ぶとこのような画面になり、Facebookの情報をWantedlyが読み込む形になります。ログインのID、PassもFacebookと同様です。
③Emailで登録を選ぶと名前、性別、生年月日、登録するメールアドレス、ログインパスワードを入力する画面が出てきます。転職活動にWantedlyを利用しようとしているのであれば名前はニックネームではなく、本名を登録する事をお勧めします。
④トップ画面では「プロフィール完成度が〇%です」とレジュメの登録完了率を教えてくれます。当然この完了率が高いほど企業からのオファーも届きやすく、面談の成功率もあがります。
以上の手順でWantedlyのアカウントの作成が完了します。ここからはプロフィールを充実させて募集している企業を閲覧し、話を聞いてみたいボタンで企業と繋がってみてください。
【公式サイト】https://www.wantedly.com/
Wantedlyを利用する際の注意点
ビジネスSNSとしても魅力的なWantedlyですが、転職で利用する場合の注意点としては4つあげられます。
- 面談前に給与や福利厚生など待遇面の確認ができない
- 企業側と利用者側で認識の相違が起こるケースもある
- プロフィールを公開する必要がある
- 環境が良くない企業の登録もある
それぞれの注意点について解説していきます。
面談前に給与や福利厚生など待遇面の確認ができない
Wantedlyには通常求人サイトでは必ず表記されている「給与」や「労働時間」、「福利厚生」や「契約形態(正社員か契約社員)」の記載がありません。
これはWantedlyCEOの仲暁子氏によると「Wantedlyでは『共感』で仲間とつながることをお勧めしている」という理念があり、あくまでも企業とビジネスパーソンをつなぐSNSであり職業紹介ではないという事がWantedlyの考えです。
企業側と利用者側で認識の相違が起こるケースもある
Wantedlyの良いところは「企業とつながりやすい」という事は間違いありません。
ただ、利用者と認識の相違が起こるケースが実際に起こっているようです。
「話を聞きに行きたい」ボタンは利用者側は文字通り「どんな雰囲気か話を聞いてみたい」時に利用するサービスですが、このボタンを押すと企業側から説明会の案内や面接の日程調整の案内が来ることもあるようです。
Wantedlyが勧めている共感でつながるという部分を企業側がちゃんと把握しているかを見極める必要があります。
プロフィールを公開する必要がある
通常の職業紹介サービスではプロフィールをウェブ上で登録をしても、その他の利用者がプロフィールを閲覧することはできません。
Wantedlyの場合はビジネスSNSという特性上プロフィールを公開しなくてはいけません。
もし在職中の会社に内緒で転職活動をしている方でWantedlyを利用する際は注意が必要です。
現在の会社の上司や同僚にあらぬ誤解を生んでしまう可能性も0ではありません。
プロフィールの公開範囲を指定することもできますので、用途に合わせて公開範囲を使い分けてください。
環境が良くない企業の登録もある
給与や労働時間、福利厚生の記載が出来ないために劣悪な労働環境の企業が含まれていたり、正社員募集と思って応募したらアルバイト採用だったりと多くの優良な企業の中に一部良くない企業の登録もあります。
Wantedlyだけではなく、応募先企業のホームページを確認したり口コミをチェックしたりすることも必要です。
【公式サイト】https://www.wantedly.com/
まとめ
Wantedlyの特徴や注意点について解説しました。
「シゴトでココロオドルヒトを増やす」のコンセプト通り仕事を楽しいと思える職場に出会うきっかけを作ってくれるサービスです。
年収や労働時間などの記載がないために、あまり環境のよくないベンチャー企業の登録もあるようなので利用者側の見極めも必要となってきます。
Wantedlyのようなサービスは多くないですが、この先SNSで転職希望者と企業が直接繋がって転職をする事が主流になってくるかも知れません。
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